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キャリアプロフィール

入社10年後のキャリアプラン

ためらわず行動し続けていくことで
広い視野を身にまとう。

仁木 洋

ファシリティ事業部

入社1年目〜2年目 多くの人の力によって支えられた新人時代。

百貨店業界について知らないまま飛び込む。
先輩が支えてくれたので、前向きに挑戦できた。

研修を経て配属されたのは、大阪にある大手百貨店。ここに常駐して空調機や発電機などのメンテナンスに携わっていました。その土地ではかなりの年数にわたって営業していた店舗のため、機器も老朽化しており、細かい工事を頻繁に行っていました。また、催事が行われる際には、用途に合わせて電気設備を整えたりもしており、忙しく動き回る毎日でした。百貨店の専門用語がわからないがゆえに戸惑ってしまうことも多かったですが、会社の人たちが「自分から積極的に動いた結果、失敗をしたとしても、会社が責任を持つ」と言ってくれたので思いきり挑戦をすることができました。

10年に1回規模の大規模リニューアルに2年目で挑む。

大きな転機を迎えたのは2年目のとき。担当百貨店で10年に1回規模の大掛かりなリニューアルが行われることになり、昼は通常の保守業務、夜は工事対応という日々が半年ほど続きました。リニューアル工事では一部、請負工事もあったのですが、その現場管理を私が任される場面もありました。業務がたくさんあって大変な半年間でしたが、百貨店やテナント、工事関係者など、本当に多くの人とのコミュニケーションを重ねながら、丹念に一つひとつの物事を積み重ねていくことで、次々と発生する課題を乗り越えてきました。肉体的にも精神的にもハードだったものの、このときに培った人と人との繋がりが貴重な財産となり、異なる部署に異動した今も困ったときにお互いに情報交換したりしています。

入社3年目〜8年目 総合的に設備管理する責任者へステップアップ

自分から動くことを意識し、新しい職場に向き合う。

今度は全く異業種の神戸のホテルに異動となりました。同じビル管理とはいえ、業界が変われば用語もルールもまるで違ってきますので、最初は関係するみなさんと意思疎通を図るのにも苦労していました。しかも3棟のビルで構成される大掛かりなホテルでしたから、処理しなくてはならない物事が数多くあったのも大変でしたね。その中でも心がけていたのは、まずは自分から行動すること。わからないからと言って躊躇して立ち止まったり、誰かに教えられるのを期待して待っているだけでは何も物事は進みません。迷いながらも行動すれば、いつしか周囲も助け舟を出してくれるようになることに気付かされました。

設備の“総合管理”に挑戦し、マネジメント力を醸成していく。

5年目には神奈川県のシティホテルに移りました。ここでは設備のみならず、清掃や警備、音響なども含めて“総合管理”を手掛けていくことになりました。マイスターエンジニアリングは昔からビルの設備面の管理を得意分野に掲げていますが、当時、清掃や警備はそれほど多く実績がなかっただけに、手探りで物事を進めざるを得ない場面も少なくありませんでした。それでも総合管理という広い視点からの仕事が刺激的だと感じましたし、パートナー企業の管理や見積作成・スケジュール管理などを通して、今に通じるマネジメント力を醸成していくことができました。

入社9年目〜10年目 より高いレベルでのマネジメントに挑んでいく。

工事の現場代理人を務め、視野がさらに広がっていく。

静岡県熱海市で大規模ホテルをリニューアルするのに伴い、その設備管理とリニューアル工事の現場責任者として赴任しました。現場責任者としての経験がないまま、ホテルのオーナーや設計会社、ゼネコンなどと交渉を行っていく必要があり、ここでも手探り状態のまま仕事を素進めざるを得ませんでした。実感したのは、自分が提案しないと何も動かないという点に尽きます。設備面の専門家は私たちだけ。工事を取り仕切るゼネコンに対して、意見をどんどん述べていかなければ「何も問題がない」とされてしまうので、細かいところまでしっかりと提案をしていくようにしていました。

所長として設備の総責任者となる。やりがいと責任の大きさを実感。

入社10年目からは一転してメーカーの設備管理に携わることになり、中でも千葉県の食品工場では所長として6年ほど業務にあたりました。最初は事務所ビルや研究所棟だけの管理でしたが、次第にお客様の信頼を獲得していった結果、複数の工場棟や事務棟をまとめて管理していくことになっていきました。私自身、特別なことをしたつもりはありませんが、質問等へのレスポンスを早くして、提案なども積極的に行ったこと、お客様とこまめにコミュニケーションを取ってニーズをリアルタイムも把握したことが功を奏したのだと思います。所長という立場はプレッシャーも大きいですが、その分、面白みのある仕事でもあると思っています。

現在は?

事業部のトップとして、会社全体の視点から業務に取り組む。

2018年の10月に本部へ異動となり、技術サービスグループ全体のマネジメントを行うようになりました。これまでは一つの建物を専門的に見る「常駐管理」を手掛けていましたが、現在は複数建物にかかわる「巡回管理」の担当となっており、マンションや商業施設など大小合わせて合計数千棟にかかわっています。管理の実務は部下たちに任せており、私はグループ全体を「どのように運営していくのか?」「どのような方向に進めていくのか?」という視点で考える場面が増えています。自分が決めた物事が、事業部全体に影響を与えるだけに責任は重大。経営に近い立場となっているからこそ、所属部署単体ではなく会社全体での最適化を考えながら、部署の垣根を超えたシナジーを生み出せるように頑張っていこうと思っています。